“介護”について考えてみよう

2017年2月7日

“介護”について考えてみよう

今後不定期に、企業から伺った生活に役立つ知恵をLINE@にて情報発信していきます。
第1回目は「介護」について社会福祉法人サンライフ/サン・ビジョン 社会貢献事業推進室 室長 山下様にお話を伺いました。

「突然家族に介護が必要になった時、どうしますか?」
当法人には、介護の相談にたくさんの方がいらっしゃいますが、皆さん「初めてのことなのでどうしたらよいのか…」と開口一番よく言われます。事前に介護の相談窓口を知っていたり、ちょっとした介護の知識があるだけでも、“突然の介護”に慌てず対応できるのではないかと思います。

1.地域の介護の相談窓口を知っておきましょう。
 ○「地域包括支援センター」
  各自治体が設置主体です。保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー等の専門資格を持った職員が配置されており、高齢者の暮らしについての困りごとや介護等の相談窓口となっています。地域に出向いて「認知症カフェ」や認知症サポーター研修を実施することもあります。
 
2.介護サービスを利用するには介護認定を受ける必要があります。
 「介護認定」を受けるには市町村(及び特別区)に申請が必要です。申請後約1か月で要介護認定通知が届きます。

3.ケアマネジャーに相談しましょう。
 介護認定を受け、介護サービスの利用希望がある場合は、「居宅介護支援事業所」のケアマネジャー(介護支援専門員)に相談し、介護状態に合わせたサービスのプラン(ケアプラン)を作成してもらうことができます。
 
4.在宅で介護をすることになったら…。「持ち上げない」「抱えない」介護=ノーリフティングポリシー。
○介助時の姿勢に気を付けましょう。
  介助時はできるだけ体幹(胴体)を曲げず、良い姿勢(介助しやすい姿勢)を保つことが健康維持につながります。特に足を使う意識を高く持って全身を使いましょう。例えば、立位の姿勢から床に落ちた物を拾う時、体幹を曲げるのではなく足を曲げて腰を落として拾います。
○福祉用具を活用しましょう。
電動ベッド、車椅子、歩行器、リフト、ポータブルトイレ、手すり等様々な福祉用具が有ります。
介護する側にも介護される側にとっても安心、安全な介護にするために、福祉用具を活用しましょう。
(例)①ベッド上での介助時(おむつ交換、体位交換等)は、介護者の身長にベッドの高さを合わせます。
   ②ベッド上での起き上がり介助時には、ベッドのギャッジアップ機能を活用します。
   ③ベッドからの立ち上がり時には、立ち上がりやすい高さにベッドの高さを合わせます。

*社会福祉法人サンライフ/サン・ビジョンでは、職員やご利用者様のご家族の腰痛防止に積極的に取り組んでおり、「ノーリフティングポリシー」を推進しています。「ノーリフティングポリシーについて詳しくお知りになりたい方は、当法人のホームページをご覧ください。
社会福祉法人サンライフ/サン・ビジョン ホームページ⇒http://e-sunlife.or.jp/


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